第11回音楽観賞会 【実施報告】

Posted by on 5月 15, 2018 in 新着情報
第11回音楽観賞会 【実施報告】

11回目を迎えた千葉県支部音楽観賞会は4月29日、市川市文化会館大ホールにて、おなじみの東京プロムナード・フィルハーモニカーの第18回定期演奏会を聴きました。

会場に着いて驚かされたことは、会館の外まで延々と続く長蛇の列でした。そして開演前にホールの中を見渡してみると、1階席はほぼ9割以上埋まり、2階席は見えなかったので勝手に想像すると、おそらくホール全体で8~9割方埋まっていたものと思われます。ここの大ホールは千葉県でも屈指の座席数を誇り1945席ですから、およそ1600人内外の皆さんが聴きに来られたものと思われます。

さて、演奏の方ですが、1曲目はベートーベン「コラリオン」序曲:古代ローマ時代の戦士が素材で、こういう曲には太鼓(ティンパニー)がよく似合ってました。2曲目は同じくベートーベン・ピアノ協奏曲第5番「皇帝」:仏皇帝ナポレオンがウィーンに攻め込んだ当時に書かれた曲で、ただ通称「皇帝」は後で友人がつけたもので、ナポレオンともオーストリア皇帝とも関係ないようです。ピアニストは指揮者・佐藤迪氏の東京芸術大時代の同級生・上田克己氏で、ベートーベンがこの曲でめざした音域の広さを如何なく表現されていました。

この日のメインの3曲目はドヴォルザーク交響曲第7番:曲の出だしがベートーベンの「運命」とは一味違うサプライズ感があり、「新世界」しか知らなかった私は、一気に曲の世界へ引き込まれました。客席の方から見ますと、演奏者の最後列のティンパニー、トランペット、トロンボーン、ホルンの管楽器の皆様がバランスよくいい音を出しておられるように感じました。アンコールはドボルザーク・スラブ舞曲第2集第2番と、恒例のラデツキー行進曲で、指揮者佐藤さんのドラムのおまけが付いていました。
終演後、土肥さん、堀さんご家族(奥様・娘さん)、木村さん、私で集合写真を撮りました。清水さんも来ておられたようですが、混雑でお会いできなかったのは残念です。(K.J記)